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2023年12月21日付 読売新聞朝刊13版・山形
山形県警捜査2課などは20日、インターネットで知り合った人物からうその投資話を持ちかけられ、県内の男女4人が計約4900万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。
発表によると、被害額が最も大きかったのは村山地域の40歳代男性で約3111万円。男性は10月頃、マッチングアプリで知り合った、台湾の女性経営者を自称する人物から、「大切な人だからこそ投資話を共有したい」などと暗号資産での投資話を持ちかけられた。
男性は暗号資産を購入し、指定された送信先に送ったところ、利益として数万円分が送られてきたことから相手を信用。12月中旬までに10回にわたって計約3111万円分の暗号資産を送信した。その後、出金の際に高額な税金を要求されたことを不審に思い、14日に警察へ被害届を出した。
ほかの3人もSNSを通じた投資詐欺に遭い、50歳代の女性会社員が約800万円、40歳代の男性公務員が約593万円、20歳代の女性会社員が約424万円をだまし取られた。
SNSなどを通じた県内の今年の詐欺被害額は、20日時点で約3億516万円に上り、前年同期と比べて約2億365万円増加した。
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