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2023年11月8日付 読売新聞朝刊13S版・茨城近
茨城県警は7日、稲敷市の会社員女性(61)が架空料金請求詐欺の被害に遭い、1か月で計38回にわたり計約1410万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として調べている。
発表によると、女性は10月6日、携帯電話に「料金の未納があります」とSMS(ショートメッセージサービス)を受け取った。記載された電話番号に連絡したところ、「NTTファイナンス」を名乗る男から「9万9600円払う義務があります」などと言われ、指定された口座に現金を振り込んだ。
その後も女性は電話で指示を受け、市内の銀行やスーパーなどの現金自動預け払い機(ATM)から計38回にわたって現金計約1410万円を振り込み、だまし取られた。約1か月後に会社の上司に相談し、詐欺だと気づいた。その間、男に「守秘義務がある」などと言われ、誰にも相談していなかったという。
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