2023/10/6付　読売新聞朝刊13版・青森

　青森県警三沢署は５日、県内に住む６０歳代男性が、暗号資産の投資名目で現金約６３００万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。

　発表によると、男性は８月、ＳＮＳで知り合った投資アシスタントを名乗る人物から、「暗号資産を買えばもうかる」と勧誘され、購入代金として計１５回にわたって現金計約４７１０万円を指定された銀行口座に振り込んだ。９月下旬に売却して利益を引き出そうとしたが、税金名目でさらに約１５９０万円を要求され、指定された口座に振り込んでも出金できなかったことから、詐欺だと気付いた。

　同署は「投資話で『必ずもうかる』などと勧めてくる場合は詐欺の可能性が高い」と注意を呼びかけている。