2023年6月6日付　読売新聞大阪朝刊13版・愛媛２

　愛媛県警大洲署は５日、大洲市内の８０歳代の無職女性が、１３５０万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。県警は注意を呼びかけている。

　発表では、女性は４月下旬、不動産会社を名乗る男から電話で「老人介護施設に入居する権利があるので、名義を貸してほしい」と持ちかけられ、承諾した。

　その後、名義貸しに問題があると指摘する電話が入り、さらに弁護士を名乗る男から「金融庁があなたの口座を使えないようにするかもしれない。事務所でお金を預かるために送金してほしい」と指示された。女性は２回にわたって関東地方に宅配便を送るなどし、計１３５０万円をだまし取られたという。