１３日午前４時半頃、栃木市入舟町の駐車場で、近くの男性（７５）の軽乗用車から火が出ているのを、警戒中の警察官が見つけて１１９番した。車の右前部を焼き、けが人はなかった。周辺では１０日以降、少なくとも４件の車両などの火災が起きており、栃木県警栃木署では連続不審火とみて調べている。

　同署によると、１０日早朝に同市小平町で建物の窓枠が焦げる火災が発生。駆けつけた署員が近くの駐車場で、乗用車のタイヤが熱で溶けているのを見つけた。１１日早朝には同町の女性会社員（５５）方で、乗用車２台の一部が燃える火事があり、１２日早朝にも同町の男性会社員（６１）方で軽乗用車が全焼した。

　４件は現場が近く、いずれも早朝に発生しており、タイヤ付近が燃やされるという共通点もあるため、同署は関連があるとみて周辺の警戒を強めている。