青森県警弘前署は１３日、県内の７０歳代男性が電子マネーで計５０５万円分をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。

　発表によると、昨年１２月下旬、男性のスマートフォンに会社役員などと名乗る相手から「会社の役員になってほしい、年間２０００万円を支払う」「振り込みたいが銀行の手続きでエラーが出たので、機械を直す代金の１割を払ってほしい」などとメッセージが届いた。今年１月上旬には資産家などと名乗る相手から「３３億円を贈与する」「受け取るために費用を払ってもらう」などと届いた。男性は指示通りに電子マネーを津軽地方のコンビニ店などで計４５回購入して相手に番号を伝え、５０５万７０００円分をだまし取られたという。

　男性は１３日に弘前署に相談に訪れ、被害が分かった。