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埼玉県警春日部署は18日、埼玉県春日部市内に一人で住む女性(82)が昨秋、現金3980万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。慈善活動に名義貸しをさせたうえで「共犯者になる」と脅す手口だった。詐欺グループ側が伝えてきた電話番号が使われていないと知り、女性は昨年12月下旬に同署に被害を届け出た。
発表によると、女性宅には昨年8月23日頃から数回、NPOの団体職員などを名乗る男の声で「全国に物資を送る活動をしている。名前を貸してほしい」などと電話があった。さらに、その団体の職員が勾留されたとして「あなたも共犯者になる可能性がある。職員の裁判費用を払って」などと金銭を要求された。
女性は9月と11月に計3回にわたって市内のコンビニエンスストア駐車場などで団体職員を装った男らに現金計3980万円を手渡した。
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