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☆2020年11月14日付 読売新聞大阪朝刊13版・高知☆
○高知県警は13日、高知県南国市の50歳代男性が、新型コロナウイルスの助成金を受け取る手数料などの名目で、計806万円分の電子マネー利用権をだまし取られる被害に遭ったと発表した。今年の特殊詐欺被害額は1億245万円となり、被害が1億242万円だった2016年以来の1億円超えとなった。被害が増加しがちな年末を控え、県警は警戒を強めている。
発表によると、男性の携帯電話に5月以降、宝くじの当選金、新型コロナウイルスの助成金、架空の給付金を受け取れるかのように装うショートメールが次々届いた。男性は指示に従い、9月1日までに県内外のコンビニ73店舗で181枚の電子マネーカードを購入し、番号などを伝えていた。1日に最大で9枚、45万円分を購入し、だまし取られたこともあったという。県警は同一の犯行グループが口実を次々変えて、男性をだまし続けたとみて捜査している。