みんなで守ろう!地域の安全
文字サイズ:
警察庁の統計によると、2010年1年間に「振り込め詐欺」による被害は、警察の取締りと官民一体による被害防止対策などにより、前年より減少しました。しかし、息子や孫を名乗るオレオレ詐欺や警察官や銀行協会職員などを名乗って暗証番号を聞きだしてキャッシュカードをだましとる詐欺事件が増加傾向にあります。
犯人グループは、高校の卒業生名簿などの個人情報を利用して電話を架けるなど、だましの手口が日々変化しています。被害に遭った人のなかには「息子や孫の名前を言ったので信じてしまった」などの事例もあります。普段から家族で合言葉を決めておくなどし、被害に遭わないよう落ち着いて対応しましょう。
犯人から息子や孫などの家族を装い「携帯電話が変わった」といい電話が架かってきます。
その後、「会社の金を使い込んだ。監査でばれるとクビになる・・」「友人の借金の保証人になった・・」「株で失敗した・・」などとうそを言って現金を要求してきます。
警察官や銀行協会職員を名乗って、暗証番号を聞きだし、キャッシュカードをだまし取る手口の詐欺が発生しています。
警察署の刑事を名乗り、「振り込め詐欺の犯人を検挙した。調べたところ、あなたの口座が振り込め詐欺に使われていることがわかりました。」「口座を凍結すると預金がすべて使えなくなります。銀行協会の職員を行かせて手続きをとりますので自宅でお待ちください」など言って電話を架けてきます。
その際に「古いカードは使えません、新しいカードを作りますので古いカードの暗証番号を教えて下さい」などとうそを言って事前に暗証番号を聞きだすこともあります。その後に銀行協会職員などと称するものが自宅を訪問して、「警察から依頼されてきました。口座凍結回避の手続きを至急しまので、通帳とキャッシュカードをお預かりします」などとうそを言ってキャッシュカードをだまし取ります。
犯人グループは、高校の卒業生名簿などの個人情報を利用して、息子や孫の実名をかたり電話を架けてくることがあります。家族で合言葉を決めておくなどしておき、冷静に会話していれば矛盾点がありますので注意してください。
メールで携帯電話やパソコンに「総合情報サイト利用料金未納」「無料期間が過ぎても退会手続きがされていない」などのメールが届きます(ハガキの場合もあります)。
メールには、料金請求の他に「身辺調査開始「訴訟の手続き」「会社訪問」など不安を煽る内容が記載されていることから、心配になり連絡先の電話番号に電話をすると「今日中であれば間に合います、早く払わないと大変なことになります」などと説明され、さらに記載してある請求額のほかに延滞料、退会料などを上乗せして多額の料金を請求されます。
口座振込みやレターパックで一度現金を振り込むと「他のサイトの運営会社にも請求される」ことがありますので要注意です。
ダイレクトメールで「誰でも簡単審査」「担保不要」などと記載して融資を誘い、被害者に対して「保証金が必要です」「信用実績が必要です」などと口実をつけて、保証金名目の料金を振り込ませてだまし取る。
会社に「500万円まで融資可能」「中小企業を支援します」などと記載したFAXを送信して、会社運転資金の融資を誘い、融資を申し込んだ会社経営者に対して「組合登録料か必要です」などと口実をつけて保証金名目の料金を振り込ませてだまし取る。
融資を申し込むと、大手貸金業者と提携しておるので、「そちらでカードを作って50万円借りて、カードとともに当社に送ってください。確認できたら融資を開始し、50万円を融資額に上乗せして振り込みをします」などと言って現金を振り込ませてだまし取る。
厚生労働省、税務署、区役所などの職員を名乗る者から「税金の返還金がある」「医療費の還付がある」などとうそを言って電話が架かってくる。
その際に「以前通知を出したが、返信されないので電話をした」「封書が届いているはずだ」などと言って、いきなり電話を架けたのでないことを強調して信用させようとする。
その後、「今日中に手続きをしなければ、期限が切れる」などと言って焦らせ、「手続きするので携帯電話とキャッシュカードを持ってATMに言って下さい」「ATMに着いたら受領方法を説明しますのでこちらの番号に電話してください」と言ってATMに向かわせる。
被害者に携帯電話で「これから振込みを行いますので、振込みボタンを押してください」今からお客さん番号を入力して下さい」などと言ってATMを操作させて、被害者の口座から現金を振り込ませてだまし取る。
実在の大手金融機関などを装って「お金を貸します」という内容のダイレクトメール、電子メール、チラシ、携帯電話などで不特定多数に融資の勧誘を行い、申し込み者に実際には融資をせず「保証金・保険料」名目で現金をだまし取る新手の手口が急増しています。このような詐欺行為を東京都では「貸します詐欺」と呼称して注意を喚起しています。
リーフレットはA3判裏表が1セットとなっていますので、データを印刷して使用されるときは、原則として、A3判裏表を一式そのまま印刷してお使いください。(発行者を明記しない形での印刷用データの印刷・配布は一切禁止します)
イメージの画像をクリックするとPDFがダウンロードできます▼
●その他防犯リーフレットはこちらから
戻る