2023年9月12日付　読売新聞大阪朝刊13版・統和歌

　和歌山県内の読売新聞販売店（ＹＣ）で作る「和歌山読売防犯協力会」は１１日、子どもを犯罪から守るスローガン「いかのおすし一人前」を学ぶ塗り絵などを、和歌山市立中之島小学校に贈った。

　防犯意識を高めてもらうため、同会はこれまでに、県警を通じて県内の小学１年生約１万人に塗り絵などを寄贈。この日は中之島小の全児童２５６人に、塗り絵のほか読売ＫＯＤＯＭＯ新聞なども贈った。

　ＹＣ黒田の和田久伸代表から塗り絵などを手渡された６年神前奏歩さん（１２）は「不審者はいつ来て、何をするのかわからず怖い。自分の身は自分で守れるようにしたい」と話していた。

　同小では同日、不審者対応訓練も実施。警察官が刃物を持った不審者に扮（ふん）し、３人の教師がさすまたを使って取り押さえるなどした。