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隣家の火災で通報や初期消火を行い、被害拡大を防いだとして、栃木県小山市消防本部は26日、読売新聞販売店「YC小山南部」配達員の佐藤正己さん(72)と、妻で美容師の景子さん(67)に感謝状を贈った。
同本部などによると、15日午前8時頃、同市駅南町の女性(85)方の木造2階住宅から出火し、女性が佐藤さん方に助けを求めて駆け込んだ。景子さんは、配達明けで仮眠中の正己さんを起こし、119番。消防団員の経験があるという正己さんは、女性宅で台所の鍋を使い、床の炎に水をかけて消したという。女性は顔などにやけどを負ったが、命に別条はなかった。
諏訪良作消防長は「夫婦で連携し、甚大な被害になるのを防いだ。煙が充満した建物に入り、的確に消し止めるのはなかなかできない」とたたえた。正己さんは「周りに燃え移る危険があったので、防げてよかった」と話していた
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