高齢者の孤立防止などを目的に、岩見沢市内の読売新聞販売店「読売センター（ＹＣ）」などが19日、市や北海道岩見沢署と「地域見守り活動に関する協定」を結んだ。

協定では、除雪が長期間行われていないなどの異変に気づいた場合に市高齢介護課へ通報したり、悲鳴を聞くなど地域の安全に関わる情報に接した場合は110番や岩見沢署への通報をしたりする。協定で結んだＹＣは岩見沢中央、岩見沢西部。栗沢の３店。

締結式で、西村寿修（としのぶ）・岩見沢署長は「地域の実情に精通した新聞販売店の参画は心強い。高齢者の孤独死は増えており、新聞とともに安心安全も配達してほしい」とあいさつ。ＹＣ栗沢の菊池進所長は「配達員が朝刊を配達中に、パジャマ姿で雪の上に座っている高齢者を見つけて警察に通報し、事なきを得たことがあった。考えられないことが起きており、重責に身が引き締まる思いだ」と述べた。