自宅で倒れていた一人暮らしの高齢者を助けたとして、むつ市は16日、市内の読売新聞販売店「ＹＣ田名部」に礼状を贈った。

市などによると、ＹＣ田名部の男性配達員が４月8日、配達先のアパートの新聞受けに３日分の新聞がたまっていることに気づき、山内義徳所長に連絡。山内所長が市に連絡し、駆けつけた市職員が室内のベッドの横で倒れている高齢者を発見した。高齢者は救急搬送され、一命を取り留めたという。

ＹＣ田名部は、配達業務を通じて地域の高齢者を見守る協定を市と結んでいる。

16日、宮下宗一郎市長から礼状を受け取った山内所長は「一人暮らしの高齢者宅で異変を感じたら、報告するよう従業員に指導してる。命が助かって本当に良かった」と話した。