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成功事例6
岡山県赤磐市

山陽西小・学校安全ボランティア

集団登校に付き添う「キンタ」と上田さん(左)ら

赤磐市山陽の山陽団地から市立山陽西小に集団登校する児童たちに、毎朝、飼い犬2匹が付き添い、守っている。2匹は、団地に住む元岡山大事務職員、上田安行さん(67)の愛犬で、ラブラドールレトリバーの「キンタ」(雄、9歳)と、ミニチュアダックスフントの「リュウ」(雄、12歳)。児童の事件、事故被害を防ぐ団地住民のグループ「学校安全ボランティア」の一員として、活動はもう4年目を迎えた。

グループは2004年9月、当時の同校校長・入江永泰さん(56)(現・備前市立伊里小校長)の呼びかけで結成。現在、自営業者や主婦、退職者ら64人が、通学路の立ち番、学校周辺の巡回など、それぞれができる役を引き受け、団地の全児童389人の通学を見守っている。

上田さん方には、同校に通う子はいないが、「地域に役立ちたい」と思い、2匹を連れて最初から参加。3丁目県営住宅内の集団登校の集合場所から約400メートル北の同小校門まで見守る。

毎朝、団地内をゴミ拾いしながら2匹を散歩させ、午前7時40分になると、2匹は、上田さんや集団登校の児童約60人に綱を引かれ、学校へ。今年4月からは団地の主婦山田敏子さん(44)の雑種犬「カブ」(雄、3歳)も加わった。

キンタは大型で黒毛とあって、強そうで、子どもたちにとって頼もしい存在。小さなリュウは、子どもの通学カバンが当たって「ワンッ」と、抗議することもあるが、2匹ともおとなしく、最初怖がっていた子も、今では頭をなでるまでに慣れた。上田さんは「キンタのおじちゃん」と呼ばれ、慕われている。

2学期が始まって、2匹の付き添いは4年目。6年、三好一智君(11)は「かわいいし、心強い」と、毎朝一緒の登校を楽しみにしている。伊東彰敏校長(57)は「ボランティアのみなさんに、子どもたちを見守ってもらい、安心。感謝している」という。

上田さんは「2匹は子どもたちにかわいがられ、喜んでいる。私と犬たちが元気な限り続けたい」と話している。

(2007年9月8日付読売新聞記事より)

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