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成功事例4
埼玉県

社員提案で防犯パトロール・・・武州ガス

道を尋ねられて地図を見る武州ガスの見廻り隊員たち

武州ガス(本社・川越市、原敏成社長)の社員たちが地域の防犯パトロールに取り組んでいる。5月下旬の夕方、パトロールに同行してみた。

午後5時半、本社の玄関先にこの日の当番4人が集まった。おそろいの黄色と緑の防犯ベスト姿。前側には「防犯パトロール」「街頭犯罪防止」、背中には「武州ガス見廻り隊」と書かれている。

出発してしばらく歩くと、訪問先の家が見つからず困っている女性がいた。近くに大きな寺や神社があるうえ、通り抜けができない道もあって、迷ってしまったという。隊員たちは、女性が持っていた地図を見ながらしばらく探し、丁寧に道順を教えると、女性は「ありがとうございました。助かりました」と頭を下げて歩き去った。

見回りの途中、社の専用駐車場に立ち寄った。さっそく手分けして、車のドアがロックされているかを1台1台確認する。「すべて異状なし」。駐車場の入口を施錠し、警備システムを作動させてパトロールに戻った。

地域を一巡して社に帰るまで30分余り。幸いこの日は何事もなくパトロールが終わった。

武州ガス見廻り隊が活動を始めたのは2003年12月。その年の5月に社が川越警察署と「地域安全に関する協定」の協定を結んだのを受けて、社員が自主的にパトロールの実施を提案した。隊の名前も社員から公募して決めたという。

パトロールは月曜から金曜まで週5日。社員の半分以上の106人が隊員として登録し、ローテーションを組んで地域を見回っている。本社だけでなく、所沢営業所でも05年12月にパトロール隊が発足。毎週火曜日と木曜日に活動を続けている。

春や夏は日が長いため、パトロールが終わる時間帯は、まだまだ周囲は明るい。しかし、真冬はすっかり日が落ちて暗い中のパトロールとなる。見廻り隊は、地元・富士見中学校の周囲も歩くことにしており、部活動帰りの生徒や親たちにも心強い存在のようだ。

05年12月には、パトロール中の隊員が主婦から『子どもがいなくなったので一緒に捜してほしい』と求められ、迷子の保護に協力。川越警察署から感謝状を受けた。地道な活動は、着実に地域に貢献している。

武州ガス総務部の小高重行マネージャーは「地域にお住まいのお客さまのために、社員たちのパトロールが少しでもお役に立てれば幸いです」と話していた。

埼玉県ガス協会  防犯活動に着実な成果

18業者で組織する埼玉県ガス協会(会長=原宏・武州ガス会長)によると、各社の社用車は合計で約1000台が稼動しており、「防犯パトロール実施中」「安全・安心みんなで防犯(県作成)」などのステッカーを車体に張って地域の意識啓発に努めている。また、検針業務を行う約500人の検針員たちは制服の腕に「防犯」と書いたワッペン(県作成)を張り、地域を見守る目をアピールしている。

防犯活動の実態把握のため、同協会は3か月に1回、各社にアンケート調査を実施している。03年度から4年間の調査結果をまとめたところ、警察への報告件数が最も多かったのは、「交通事故を目撃・通報」で、10件に上った。このほか、「歩行困難のお年寄りを救助」が7件、「迷子の発見・保護」が3件など、地域を日々巡回している業態の強みが数字に表れた形。

最近の事例では、「小学生が不審者から声をかけられたのを機に、学校周辺のパトロールに重点を置いた」(07年5月・坂戸ガス)、「『有料でガス漏れ点検をする』という不審な2人組が来たと連絡を受けて警察に通報した」(07年5月・本庄ガス)などの報告があがっている。

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