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成功事例3
埼玉県行田市

ふるさと創生クラブ

ボランティアに付き添われて集団下校する子どもたち

午後2時過ぎ。行田市立西小学校。校庭に集まった約100人の1年生が、11の方面ごとに集団下校を始めた。

引率者は、防犯パトロールのジャンパーと帽子、腕章を身につけたシルバー世代の男性たち。地域のコミュニティ作りのため幅広い活動を展開するNPO法人「ふるさと創生クラブ」(今村武蔵代表理事)のメンバーだ。空き教室を拠点に、約40人が交代で、帰宅する1年生の付き添いを毎日で続けている。

集団下校のグループは10人前後。車の往来に気をつけながら、1人で1年生の集団を引率するのはなかなか大変な仕事だ。おしゃべりに夢中で、いつの間にか何十㍍も遅れる子もいる。一番遠い地区の子を送って戻ってくるには1時間以上かかる。それでも、メンバーの中には、84歳ながらフットワーク良く任務をつとめる男性もいる。

1年生の林利音ちゃんは「帰る時、1人だとさびしいし、怖い時もある。おじいさんがいるとホッとする」と笑顔で話してくれた。

西小の付き添い下校が始まったのは2004年2月。その後、放課後の子どもを狙った凶悪事件が各地で続発し、同様の活動を行う地区は一気に増えた。西小での活動も今では、地域の安全・安心のために欠かせぬ取り組みとなっている。

メンバーたちも、かわいい子どもたちと顔を合わせるのが楽しみな様子。「孫がたくさん増えたようなもの」「今では生活の一部。昼食が終わると、『さあ行くか』という気になる」などと口々に語る。子どもの犯罪被害防止とともに、地域の世代交流の場にもなっているようだ。

クラブ代表理事の今村さんは「地元でも時々、不審者の情報があり、子どもたちを見守る目が必要。無理をせず、これからも活動が長続きするようにしたい」と話していた。

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