各地の読売新聞販売店（YC）でつくる「全国読売防犯協力会」の活動は、朝夕の新聞配達や集金業務などで日夜地域を回るYCスタッフたちに支えられています。その数は、全国で約10万人。いつも地域の様子に目を配り、犯罪につながるような不審な光景を見かけたら、積極的に警察に通報します。また、各YCは「こども110番の店」に登録し、子どもが危険な目にあったときに駆け込める場所となっています。

こうした日々の地道な取り組みに加えて、当会の活動には2つの柱があります。1つは、防犯セミナーの開催です。学校などに講師を派遣し、親たちや、小学生、地域の方々などに、犯罪被害を防ぐための基礎知識を広めています。もう1つの柱は、新聞折り込みなどによる防犯情報の発信です。当会では、「こどもを犯罪から守る」「携帯電話 安全な使い方」など、テーマ別にカラー刷りの＜防犯リーフレット＞を発行・配布し、学校や地域のみなさまから好評をいただいております。また、各YCが独自のチラシなどを通じて地域の防犯情報を発信する例も少なくありません。

犯罪の少ない街を作るには、何よりも地域の連携が大切。そのためのネットワーク作りに、当会や各YCが少しでもお役に立てれば幸いです。