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さて、初回は「大沢ひまわり隊」です。このグループは、平成17年12月1日に発生した「吉田有希ちゃん殺人事件」をきっかけに組織されました。下校時に連れ去られ、不幸にして殺された有希ちゃんの事件以後、栃木県旧今市市(現・日光市)にある大沢地区では、登下校に親が付き添う完全送迎体制が敷かれました。大沢ひまわり隊は平成18年1月に組織され、特に下校時間帯の「青色回転灯装備車(以下、青パト)」によるパトロールを中心に活動しています。また、会員のできる範囲内で登下校時間帯の見守り(立哨)、子供たちだけで歩いている場合の声掛け活動も行っています。
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会長の阿久津陽司さんは、大沢小PTA会長も務めておられます。
今回は、その青パトに同乗させていただき、お話を伺いました。
「昨年、登校は集合場所まで親が付き添い、そこから集団登校する方法に変更しました。下校は、例えば大沢小の場合、午後3時(低学年)と午後4時(高学年)に校庭に集合し、肉親または学童クラブの担当者が迎えに来る体制が続いています。ひまわり隊では9台の青パトで、毎日1〜3台が大沢地区の3小学校の学区域をパトロールしています。必ず二人一組で回りますので、日程を合わせてパトロール活動を行う困難があります」
この日は、大門さんの運転でパトロールをされていて、お二人で時間や様子の確認をしながら台帳を記入している姿が印象的でした。

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こうして始まったパトロールで、学校を出て間もなく有希ちゃんが連れ去られたとされる現場に差しかかりました。思ったより学校に近いので驚きました。
しばらく撮影をしていると、5分に1台程度車の往来はありましたが、歩行者はほとんど通りません。事件後、栃木県警により地域内に6個の「緊急通報装置」が設置され、そのうちの1個がすぐ近くにありました。
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「完全送迎が実施されているので、PTAの中からは<もうひまわり隊活動はいらないのでは?>との声もありましたが、やはり青色回転灯をつけてパトロールしているだけでも犯罪の抑止力になっていると思います」
「完全送迎が、果たして子供たちにとっていいことなのかどうか。ふるさと意識を持ってもらうためにも、子供たちだけでの集団下校をさせたいという気持ちもあります。また学校に直接迎えに行くにしろ、学童クラブに迎えに行くにしろ、親の負担も計り知れないものがあります。登校は集合場所からの集団登校に切り替えましたが、今後の課題は子供たちだけの集団下校にいつどのように変更していくか、ということです」
「では、ますますひまわり隊の活動が重要になってきますね」と問いかけると、
「そうですね。青パトの台数も増やさなければならないかもしれませんし、見守り(立哨)や声掛け活動ももっと充実させなければならないかもしれません」
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栃木県内では、今でもいたるところで「吉田有希ちゃん殺人事件」の情報提供を呼びかけるポスターが目につきました。是非、犯人が1日も早く検挙され、大沢地区の子供たちが安心して登下校できる日が訪れることを祈らずにはいられません。
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