みんなで守ろう!地域の安全

文字サイズ:

ぼうはん日本

全国読売防犯協力会
〒100-8055 東京都千代田区大手町1-7-1
TEL.03-3216-9024 FAX.03-3216-7113

敬老の日に思う

2008年09月
執筆 渡邊貞治 全国読売防犯協力会参与

敬老の日、2008年9月14日付読売新聞「気流」欄に、千葉県68歳の男性の投稿「恩返し 母の言葉が支え」を読んだ。

彼は、故郷の新潟から上京し、繊維問屋に勤めた。仕事がつらく、何回か辞めたいと思ったこともあったが、田舎にいる彼の母に止められ、定年まで勤めることができた。母は、「どこへ行っても、そんなに良いところはない」とよく言っていた。

この一言がなければ、どこかほかの会社に移り、その後の人生がどうなっていたかはわからない。父は戦死し、母一人で子ども4人を育ててくれた。母に恩返しをしたいと思い退職金の一部を使って、彼ら夫婦で沖縄旅行に招待したのだった。

彼は今、再就職先で頑張っている。前の会社で鍛えられたお陰だと感謝している。

父・母、祖父母に感謝し、心に残る言葉を読んで私は、胸が暑くなった。祖母、両親の言葉を「心の宝石」として持ち続けている人は幸福である。

気流読書欄を拝読しながら、最近、祖父母、親が子どもたちから虐待され、殺害される報道を思い出すにつけ心が痛む。

動物と人間の違いを考えるに、動物も人間も子どもを育て、子どもに愛情、教育するのは同じである。しかし、動物は巣立ち親から独立して去ると親のもとには戻らない。

しかし、人間は親子の絆を大切にし、子どもが独立しても親子の関係は消えない。

「親孝行」といえば古い話で、若い人には笑われるかもしれないが「親孝行」は人間しかもっていない特質である。その「親孝行」を放棄するようなことがないようにしたいものである。

また、同日の投稿に60歳の兵庫県の女性「恩返し、故里の母の元へ」があった。

彼女は身ごもるたびに切迫流産を繰り返し、安静を強いられた。その都度、彼女の母は実家から泊り込みで出て来て、家事をしてくれた。彼女の考えた献立の材 料を買いそろえて料理も作った。慣れない都会での生活は大変だったと思う。母は自宅に向かう電車に乗るとき「ホッとする」と言っていたそうだ。実家にいる 彼女の父や妹が気がかりだったのであろう。

おかげで、彼女は2人の娘を授かり、孫も4人になった。母は10年まえから故里の施設で寝たきりに。彼女は月に一度会いに行き、洗濯をしている。せめてもの恩返しだ。

9月15日敬老の日、皆様は親を思い出し、親に対してどのように思っていることでしょうか。実の親、育ての親など、親にもいろいろな人がおりますが、敬老の日には、せめて感謝する気持ちを子どもとして待ちたいと思います。

「孝行したいときには 親はなし」「墓に布団はかけられない」という言葉があります。

現在の高齢者は、戦前、戦後日本のためにご苦労をしてきた人達です。読売防犯協力会の本年度のテーマーの一つに「高齢者を守る」があります。独居老人、保 護を求めている老人達に、地域住民が声をかけ、不審点がありましたら、警察等に連絡してあげましょう。

戻る