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ぼうはん日本

全国読売防犯協力会
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北の大地に 安心・安全を求めて

2008年05月
執筆 渡邊貞治 全国読売防犯協力会参与

「紙の町」北海道苫小牧。その昔、八王子千人同心と呼ばれた東京・八王子からの移住者が開拓して栄えた町である。郊外には、開拓時代の往時を偲ばせる資料館があり、市内には、市のシンボル、紅白に塗られている煙突が立ち並んでいる。秋には、市の木、ナナカマドの赤い実が北の大地を彩る。

初めて津軽海峡を渡った深紅の優勝旗。第86・87回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)で2年連続優勝した駒大苫小牧高校の球児の勇姿を、忘れることが出来ない。

しかし、この北の町も、ここ数年、千歳空港、苫小牧港を経由してくる人と車が行きかうように増え、それに合わせて、市内の犯罪発生も多発している。北海道警苫小牧署員は「治安再生」を目指して日夜活動し、ここ数年管内の犯罪発生は減少し、検挙率も向上していることから住民からの信頼も高い。
苫小牧警察署勇払駐在所に勤務する池田努巡査部長は、安全・安心な街づくりは、高齢者守ることからと、平成19年5月、「愛のセーフティチャイム作戦」を開始した。この活動は、苫小牧市民ばかりではなく、新聞などで広く紹介されたため、各ボランティア活動に大きく影響を与えた。

まず、池田巡査部長は、65歳以上の一人暮らしの自宅を訪問し、ドアチャイムやインターホンなどの設置がない家、設置しても故障をしている家の調査から始めた。池田巡査部長の「愛のセーフティチャイム作戦」を知った地元のボランティア団体「きづな勇払実行委員会」「勇払中学校ボランティア」がそれぞれ協力を申し出て、活動の輪が広がった。

調査終了後、機材購入費を捻出しようと池田巡査部長、各ボランティアは、勇払地区納涼大会でチャリティーバザーを開き、資金に充てた。

ドアチャイムやインターホンの修理・取り付けは池田巡査部長、ボランティアの人たちの協力で無事終了。ドアチャイムの取り付けをしてもらったお年寄りの一人は「これで安心して外出できます。駐在所の池田さんに感謝しています」と非常に喜んだ。その後も、池田巡査部長は、お年寄りの相談にきさくに乗るなど、住民との信頼関係をますます深めている。

池田 努巡査部長

【愛のセーフティチャイムを実施する池田巡査部長とボランティアの皆様。】【愛のセーフティチャイムを実施する池田巡査部長とボランティアの皆様。】

【子どもの安全指導をする池田巡査部長。】【子どもの安全指導をする池田巡査部長。】

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