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伊賀流忍者の里を守る交番

2017年09月取材

伊賀警察署は伊賀市を管轄し、丸の内交番を含み2か所の交番と10か所の駐在所があり、山に囲まれた盆地です。伊賀流忍者の発祥地としてはもちろん、俳聖松尾芭蕉の生誕地としても知られる歴史ある街です。

取材で丸の内交番を訪れた際、交番所長の中村説男係長に出迎えていただき、管内の状況等について話を伺いました。

同交番の定員は、警察官14名と交番相談員1名であり、管内の交通事故や振り込め詐欺情報などを月刊紙「ささゆり」で情報発信し、事件事故の抑止に努めています。管内は、大きな事件や事故が少なく、主な取り扱いは、自転車盗などの窃盗犯と交通事故の取り扱いであるとの説明でした。

 

丸の内交番

一番右が中村係長

 

管内の特色

丸の内交番前には、上野公園が広がり、その中に、伊賀上野城、伊賀流忍者博物館や芭蕉翁記念館などの名所があります。近年の忍者ブームもあって、夏・冬休みや週末、祝日等には、国内だけでなく海外からも多くの観光客が訪れます。

毎年、10月末には、ユネスコの無形文化遺産に登録された9基のだんじりや鬼等が街を練り歩く「上野天神祭」が開催され、多くの人出で賑わっています。

また、伊賀市の中央付近を東西に名阪国道が走っており、輸送面で利便性が高いため、周辺には様々な業種の工場が稼動しています。こうした状況から南米系を中心に外国人が多数居住し、その半分以上が丸の内交番の管内で暮らしています。

 

伊賀上野城

伊賀流忍者博物館

 

協力的な住民

伊賀は人情に厚い土地柄で、警察官と住民の繋(つな)がりも強く、夏の暑い日に巡回連絡に行くと喜んでくださり、「ご苦労さん」の言葉とともに冷たい飲み物が出てくるなど良好な関係で、警察を信頼している住民も多く、警察活動にも協力的で仕事がしやすい環境です。

 

地区市民センターの役割

伊賀市には、市役所等の行政と地域住民を結ぶ「地区市民センター」が38か所あり、そのうち11か所が丸の内交番管内にあります。

地区市民センターは、行政から出される情報や住民から寄せられる要望・意見などを、自治会長やそれぞれの行政に伝えることが重要な業務の一つですが、こうした業務内容から行政と住民の間に強い絆が生まれ、警察も住民の要望・意見などいち早く把握することができ、警察広報などにも活用されています。

 

外国人の取り扱い

アジア各国から技能実習生や研修生として来日している外国人の居住者が多く、深夜、無人駅から乗車した外国人が、乗車駅を偽って駅の改札を出ようとして捕まることが時々あります。その際、受け入れ先の企業等の担当者に連絡してもなかなか連絡が取れず、引き渡しがスムーズに出来ず苦労することもあります。

 

今後の抱負

中村係長に、今後の抱負について尋ねたところ、「警察行政職員から職種を変え警察官になり、充実した日々を過ごしています。残りの警察人生は、警察で学んだことや経験した仕事を後輩たちに伝えていくことが仕事だと思っていますので、悔いが残らないよう後輩たちとともに仕事に励みたい。」と語ってくれました。

 

おわりに

今回、三重県警察本部の交番を取材することになり、本部地域部からインパクトのある「伊賀警察署丸の内交番がいいのでは!」とのアドバイスを受け、丸の内交番取材が決定した。三重県警生活安全部、地域部をはじめ、伊賀警察署丸の内交番の皆さんの取材へのご協力有難うございました。

 

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