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筑波学園・研究都市の機能を生かした交番

2012年12月取材

つくば中央警察署の中核的な存在である「つくば駅前交番」。

東京都内の秋葉原駅から45分、つくばエクスプレス「つくば駅」を降りると、目の前に見えてきます。つくば中央警察署へは南東へ約500メートル。この交 番は、2005年8月、つくばエクスプレス開通に備えて、同年4月21日、人口の流入に伴う犯罪の抑止と交通事故防止などを狙って新設されました。

つくば駅前交番の全景

交番勤務員と防犯パトロール員、左から3番目が加瀬野所長

周辺には、宇宙開発センター、国立筑波大学・同大学院、土木研究所、防災科学研究所、食品総合研究所など300近い研究機関・企業があり、つくば駅前は、学生や研究者らなどの姿がよく見られます。

街全体は、学園都市にふさわしく大木に囲まれて静かな環境で、周辺には高層マンションやアパートには約2万世帯が住み、外国の研修生も増えています。一 方、主要幹線道路は東西、南北に3車線道路が整備され、交通量もかなり多くなり、交通事故も増加傾向にあります。

つくば駅前交番の重鎮は、刑事警察と生活安全警察の経験を積んだ大ベテランの加瀬野耕三所長(57歳)。同所長は、つくば中央警察署地域課に所属しており、若い警察官の指導育成に情熱を傾けています。

同所長によると、管内は大学生などが多いことから、オートバイ、自転車、ユニホームなどの干し物、自動車内のカバンなどの盗難が県下でも多い方。一方、最 近の検挙事例は、2012年8月5日は、管内の連続コンビニ強盗犯人を捜査員と一緒に張り込みをしていた同交番勤務員が現行犯逮捕した事件が挙げられま す。また、同年7月8日には、学生がアパートで就寝中に戸締り忘れの窓から侵入したドロボーを交番勤務員が手配写真を手がかりに、職務質問をして窃盗犯人 として緊急逮捕しました。犯人の余罪は10数件。このように若い警察官の活躍ぶりが目立っています。若手を指導、育成している加瀬野所長は「交番で培った 経験を生かして、茨城県警を背負って欲しい」と期待を寄せています。他方、若い交番勤務員(20歳)は「地元の人に役立ちたいと警察官になりました。いろ んな人が行き来しているので、難しい反面やりがいもあります」と熱く語りました。

ロボット実験特区を生かした防犯パトロール

つくば駅前交番の勤務員と連携しての防犯パトロールは全国的にも珍しい「セグウェイによる防犯パトロール」です。内閣府から2011年3月25日に、「つ くばモビリティロボット実験特区」に認定されたことを受けて開始されたもので、つくば市環境生活部危機管理課に所属する「防犯サポーター」が毎月4~5 回、セグウェイを使用して防犯パトロールを行なっています。

このパトロールの特性は、①短時間で広範囲に移動が可能である②よく目立つので防犯効果が高い③パトロール員は高い目線で広範囲に目が届く、などがありま す。このような防犯パトロールの効果も徐々に表れ始めていますが、他にも自警団90団体による、防犯ベストを着用しての防犯パトロールも相乗効果が出てい ます。

同市経済部産業振興課主査大久保剛史さん(34歳)は、「特区としての実験ですが、防犯パトロール以外にも高齢者の交通手段や観光客の利用などにモビリティロボットの活用範囲を広げ、笑顔のある街づくりに貢献したい」と決意を述べました。

合同パトロールの模様、右から2番目が加瀬野所長

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