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日本一の中華街を管轄する交番

2013年07月取材

横浜市内で、神奈川県庁や横浜市役所、裁判所や検察庁等の官庁街エリアを管轄しているのが同県警の加賀町警察署です。

管内には5か所の交番があり、山下公園などの観光地や中華街・元町商店街、馬車道商店街など、年間を通じて観光客をはじめ、多くの人が訪れます。

そのうち中華街を担当しているのが山下町交番です。約200店の飲食店のほか、雑貨店等を含めると約600店舗にも上るそうです。国内最大の中華街と言われる所以(ゆえん)です。(写真右)

 

交番は、この中華街の入り口に位置し、平時は1~2名の警察官が24時間体制で勤務、日中は他に2名の交番相談員が勤務しているそうです。訪問時には制服警察官が1名と交番相談員1名が勤務していました。

取材時の勤務は実務2年目の森本夏樹巡査(25歳)で、「加賀町警察署管内の昼間帯の人口は20万人から30万人いますが、中華街が午後10時ころに閉店すると、人口は昼間の10分の1位になり、とても静かな町に変貌します。地理案内や拾得物、遺失物などの取り扱いが多く、最近は、騒音に対する苦情や客引き、些細な口論に端を発したトラブルも多くなっています」と話してくれました。

また、「地理案内など、何気ない応対に対して、お礼を言われると、うれしい気持ちになります」と笑顔になりました。

◆山下町交番の特徴

交番出入り口の上に中国の山寺を題材にしたレリーフが設置されていることで、訪れた人の目を惹きつけるほど鮮やかなものです。(写真左)

 

 

 

◆横浜中華街の歴史について

資料によると、1859年に横浜が開港して後、欧米の商人らは、日本人と筆談できる中国人を仲介役に伴って来浜して、居留地に商館を開きました。

明治初めには、横浜華僑は約1000人を数えました。人々は、居留地の一角に旧横浜新田を造成、徐々に集まって暮らすようになり、中華街が形成されたそうです。

中華街の中心部には、「横浜関帝廟(かんていびょう)」(写真上)という建物があります。関帝廟は、この地の華僑の心の拠り所であり、生活の中心でした。関東大震災や大空襲、不審火等で幾度となく罹災しましたが、人々の厚い信仰と伝統を重んずる心から、そのたびごとに、廟を再興して現在に至っています。

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