みんなで守ろう!地域の安全

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ぼうはん日本

全国読売防犯協力会
〒100-8055 東京都千代田区大手町1-7-1
TEL.03-3216-9024 FAX.03-3216-7113

NPO法人きよたけ郷ハートム

活動区域
宮崎県宮崎郡
設立時期
2003年6月
メンバー数
12人
代表者名
初鹿野 聡(理事長)
連絡先
098-588-1103

                                                

活動の内容

設立の経緯

設立の発端となったのは、平成13年に発生した、いわゆる「附属池田小事件」です。事件の発生を受け、学校や保護者、警察を交えた子どもたちの安全に関するシンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、「(池田小の事件は)他人事ではなく教訓ととらえ、自分たちで子どもたちを守っていかなければならない」など、数多くの積極的な意見が出ました。しかしその熱気も、時が経つにつれて冷めていき、結局かけ声だけで終わってしまいました。

その年子どもへの声かけ事案が多発し問題になってきました。そこで、それらの問題が掲載された新聞記事を添えたプリント作って保護者に配布し、自主自発的な活動の呼びかけを行いましたが、相変わらず保護者の反応は鈍く、他人事とも思える声も聞こえ来るような状態でした。そのためまずは、PTA役員だけで活動をスタートさせ、当番表などは作らず、あくまでも自らが考え、自らが行動するというスタイルを取りました。続けるうちに保護者の方々も、自主的に活動をはじめ広がりをみせました。

見守り活動を始めてみると、子どもたちの反応も変わってきました。はじめは挨拶を交わす程度だったのが、時間が経つにつれて、ささいな疑問を訊いてきたり、学校や遊びの中での出来事を話してくれたりするようになりました。このことから、大人たちが意識を変えていくと子どもたちにも良い変化が表れ、さらにその地域全体が活性化していくんだなということに、改めて気づかされました。

もちろん、登下校時の見守りだけで子どもたちを守るというのには、自ずと限界があります。また、PTAが主体となった活動は、自分の子どもが卒業してしまうことで、継続性が維持できません。ふだんの暮らしの中で、子どもたちに手を差し伸べ、支えていくのは、PTAの仕事ということではなく、地域に住む全てのおとなたちがやるべきことで、そのことは、子どもだけではなく、地域に住む高齢者の方々などに対しても同様のことだと思います。地域にはいろんな組織がありますが、単年度制で前年踏襲の事業が多く、役員の交代が頻繁であるなど活動の積み上げがしにくいなどの問題もありました。

少子・高齢化が進むなか、今の子どもたちが30代、40代になるころには「大介護時代」がやってくるのは容易に想像がつきます。それも見越した上で、今より少しでもいい社会を子どもたちに手渡すためには、行政任せの現状から脱却し、おとなが地域に当事者意識を持って継続的に関わることが必要であると考え、「地域」をキーワードに「きよたけ郷ハートム」を立ち上げることになりました。

活動を始めてまず手がけたのは、河川敷のゴミ拾いや子どもの見守り、地域の方々がつながるための各種の事業でした。さらに、地域のおとなが情報を共有し、自主的に動き出す仕組みの必要性を感じ、安全・安心を切り口に所轄の宮崎南警察署と協定を結び、声かけ事案など、犯罪につながりかねない情報を提供していただき、あわせて会員からの情報も、パソコンや携帯電話で双方向のやり取りもできる配信の仕組みをつくりました。

また、2005年5月には、警察庁による「地域安全安心ステーション」モデル事業実施地区に、県内ではじめて指定され、腕章や帽子などパトロール用の装備を貸与され、より充実したパトロールを行うこともできるようになりました。しかし当時はまだ、徒歩や立ち番によるパトロールが中心でした。その後、青パト(青色回転灯装着車)が解禁されたのをきっかけに、講習を受けた5名の会員が自分の所有者を青パトとして登録しました。

2008年、日本財団さんより、青パト専用車の導入に対する助成の話をいただきました。わたしたちは、環境への取り組みも行なっていることから、地球環境にやさしい地域安全活動を目指し、バイオディーゼル燃料での青パト運用を念頭に、申請することにしました。ところが、排気ガス規制の強化に伴い、ディーゼルエンジンを搭載した国産の普通乗用車は、製造されておらず(現在は、排出ガスの新長期規制対応の乗用車が製造・販売されています)、申請条件のひとつとして挙げられていた「導入する青パトは新車に限る」という条件に一致しないため、理由を説明した上でいったん辞退しました。

その後、この取り組みが評価され助成をいただくことになり、車両はなんとか見つかりましたが、燃料として使用する廃食油は、一般家庭や飲食店などからの提供だけでは量的に全く足りません。廃食油の提供を働きかける中、宮崎市にある宮崎観光ホテルさんから、同ホテルの飲食部門から出される廃食油を提供していただけることに快諾をいただき、バイオディーゼル燃料を使った日常的な青パト運用がようやく実現しました。

青パト専用車の導入により、今までのように自家用車を使ってのパトロールではなかなか難しかった、日常的なパトロールが実現できるようになりました。また、台風接近などによる臨時下校など、突発的なパトロールにも対応が可能となるなど、わたしたちにとって、より柔軟な活動体制を整えることができるようになったのです。

活動内容

  • レレレのおじさん作戦
  • 子どもの下校時の見守り
  • 青色パトカーでのパトロール
  • ゴミを拾いながらの徒歩でのパトロール
  • お祭りなどの時のパトロール
  • 警察署からの防犯情報の配信
  • 地域安全マップづくりの実施、指導
  • 犯罪のない安全で安心なまちづくりアドバイザー(県委託)
  • スクールガードの集いでの講話
  • 地域安全に関する講演活動

メッセージ

キーワードは「地域」です。

「地域」とは、人が支えあい助け合うことで良くなるところであり、お互いの「くらし」や「いのち」について気に掛け合うところだと思います。

住民が当事者となって考え行動するという地域社会の本来の力を、現在の社会にあったスタイルでのコミュニケーションで再構築を図り,行政任せにしない地域の自立と活性化を目的に活動しています。

また、こういった活動が広がりをみせ、それぞれの地域が活性化し輝くことで、その集合体である市町村が、宮崎県が、九州が、そして日本が輝けばとシンプルに考えています。

今を生きる大人として、今より少しでもいい社会を次の世代に手渡したいと思っています。

地域安全マップを小学校で指導した時の様子

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